ドクターコラム

保険適応外の診療ってどうなの?

2017年12月08日

歯科治療には保険が適応できる治療とできない治療があります。保険適応外の診療は治療費が高額になるため、「そこまで高い治療をする価値があるのか?」と疑問に感じる方も少なくありません。また「単なる儲け主義では?」と疑念を抱く方もいらっしゃることでしょう。

しかし保険適応でおこなう治療には限りがあるため、すべてのケースにおいて必ずしも良い結果が得られるとはかぎりません。そのような場合、多少費用がかかっても保険外診療のほうが良好な結果を得られるケースも多くあります。

 

■保険治療には限界がある

医療保険の目的はどのような人でも同じ治療を同じ金額で平等に受けられるようにすることです。しかしそれは「すべての治療」というわけではなく、基本的には「病気やケガを治すために必要な治療」だけが保険適応となります。

歯科においては虫歯や歯周病の治療、歯を失った場合にその機能を回復させる治療などがこれにあたります。一通りの治療は保険適応内でおこなえますが、しかしその内容は十分とはいいがたいのが現状です。

例えば、保険治療はその予後が必ずしも良いとはいえません。保険治療で使用される金属やプラスチックは一時的に機能を回復できても、年数が経つにつれて劣化してしまいます。つまりせっかく虫歯をきれいに治しても、詰め物の劣化のせいで数年後にまた虫歯になってしまう可能性があるのです。

また保険治療は1つの病名に対しおこなえる治療が一律に決められていますが、同じ治療をしてもすべてのケースで良好な結果が得られるとは限りません。なぜなら歯の形や色、歯並びなど口の中の状態は人によって大きく違っているからです。ここが保険治療の限界といえるでしょう。

 

■長い目でみれば保険適応外治療のほうがコストや予後にメリットがある

ただ治すだけ、ただ噛めるだけで良いのであれば、保険治療でも十分に対応ができます。しかしより快適に、そしてその良好な状態を長く保たせる点においては、やはり保険外診療のほうが優れています。

口の中は非常に繊細で、ほんのわずかなズレでも装着感や噛み心地などに違和感を覚えます。保険治療では材質や被せ物の種類に限りがあるため、最終的には患者様に慣れていただくしかないケースも少なくありません。しかし保険外診療では様々な材料や治療法から患者様にあわせたオーダーメイドの治療を提供することが可能なため、治療後も違和感が少なく快適な状態を維持できます。

また保険外診療は予後が良いことが最大のメリットといえます。保険外診療で使用される材料は生体親和性や耐久性に優れており、歯や歯ぐきに馴染みやすく、長く使用しても劣化しにくいという特徴があります。そのため保険治療のような劣化による再治療の必要もなく、長期的にみれば健康面、コスト面の負担を小さくすることができるでしょう。

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