2019年01月05日
保険外のセラミックにもいくつか種類があるのを知っていますか?
保険の中で治療する場合には決められた素材でしか治療することができませんが、保険外の治療では自分の希望の素材を選ぶことができます。
セラミックの素材は天然歯と同様の透明感のある白い歯を再現することができますが、その中でもいくつか種類があります。
そこで今回はジルコニアセラミックについてご紹介するので、治療を検討されている方は参考にしてみてくださいね。
【ジルコニアセラミックとは?】
ジルコニアは人工ダイヤモンドとしても知られていますが、審美性が高く、金属の3分の1の軽さで身体にも優しく、金属アレルギーの心配もありません。
また、ジルコニアは強度が高いので、奥歯のかみ合わせの被せ物やブリッジなどの本数が多い場合にも選ばれています。
〈セラミックの幅を広げるジルコニア〉
従来のセラミックは場所によっては強度の部分で心配な部分がありました。
その際には、内側が金属の『メタルボンド』が選択肢として選ばれてきましたが、金属アレルギーのリスクや歯ぐきが下がると歯ぐきの境目が黒ずんで見えてしまうことがデメリットでした。
ジルコニアが普及したことで、セラミックの選択の幅を広げ、メリットの多い治療も選ぶことができるようになりました。
ただ、人工ダイヤモンドの硬い素材を被せ物として作製するので、技術が必要になり、セラミックの中でも費用が高くなります。
光の透過性が高く透明感がある
保険の前歯は内側が金属で外側が歯科用樹脂なので内側の金属が透けてしまうことがあります。
ジルコニアは内側も白く、透明感があり自然な歯を手に入れることができます。
【メタルフリーの治療】
金属アレルギーは見えない所でいつの間にか影響を及ぼしていることがある病気です。
アレルギーとして有名な花粉症も花粉を異物としてみなした時の反応でくしゃみや鼻水などの症状が現れます。
金属アレルギーも以前は大丈夫だったのに、ある一定の量を超えるとアレルギー症状が出てしまう点も同様です。
歯科では銀歯に含まれる金属イオンが少しずつ身体に蓄積することで、金属アレルギーの症状が出てしまう場合があります。
そのようなリスクを減らすために『メタルフリー』の治療が広がっています。
セラミックをはじめ、保険の中で治療することができるようになった『ハイブリット』など金属を使用しない選択肢が増えてきています。
メタルフリーの治療はお口の中のリスクを減らすためにおすすめです。