2019年01月08日
歯科医院で自費治療の希望を聞かれたことはありませんか?
最近では保険の範囲以外の自費治療も選択肢として選ばれることが増えています。
そこで今回は自費の補綴物について詳しくご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
【自費と保険の違い】
自費と保険の違いは治療費の負担割合が違います。
保険の割合は加入する健康保険によって異なりますが、1割~3割の負担で治
療することができます。
自費の場合には全額自己負担なので10割の負担です。
そのため、保険に比べて自費治療の方が費用は高くなります。
また保険ではどの歯科医院で治療を受けても差が出ないように、治療することができる材料が決まられていますが、自費の治療は自由に素材を選択することができます。
そして治療法も保険の中では決められていますが、自費の場合には自由に選ぶことができるので、治療の選択肢も増えます。
そのため、自分にベストな素材と治療法を選んで治療することができます。
【自費の補綴物とは?】
被せ物の場合、保険の前歯は内側が金属で表面が歯科用プラスチックの素材です。
プラスチックなので、経年変化で少しずつ黄ばんできますし、内側の金属イオンが溶けだして歯ぐきが黒ずんでしまうこともあります。
自費の補綴物は色々な素材から選べるのでご紹介します。
〈オールセラミッククラウン〉
すべてセラミックの素材でできているので、金属アレルギーの心配もなく、変色の心配もありません。
また、透明感があり、天然歯に近い自然な仕上がりの歯を作製することができます。
審美性に優れているので前歯に使用されることが多い素材です。
〈メタルボンド〉
内側が金属で表面がセラミックの素材なので、表面のセラミックは変色することがありません。
強度が必要な奥歯の治療や本数が多いブリッチの症例に使用されることが多い素材です。
〈e-max〉
オールセラミックより薄い素材のセラミックですが、セラミックなので審美性は良いです。
ただ、オールセラミックに比べると少し強度が劣る点があるので、適応することができる症例が限られていますが、費用はオールセラミックより安いです。
自費の治療を選択肢に加えることで治療の選択肢が増えます。
素材はもちろん、歯を失った場合にはブリッチか部分入れ歯が適応になりますが、自費の治療はインプラントの治療で他の歯に負担をかけない治療をすることができます。
そのため、歯を治療する際には費用と治療方法、素材のメリット・デメリットを比較して納得する治療を選んでくださいね。