2018年11月10日
子どもの歯並びが悪いと気になってしまいますよね。
小児矯正はメリットも多く、矯正の開始時期も早い方が、治療期間が短くなることが多いです。
そこで今回は小児矯正についてご紹介していきます。
【小児矯正とは?】
大人の矯正は歯並びや噛み合わせを整えることを目的としていますが、小児矯正は永久歯が正しい位置に生えてくること・正しい噛み合わせをつくることを目的にしています。
小児矯正はあごの成長を正しい位置に誘導してあげることや歯並びが正しい位置に生えてこない場合に成長の力を味方につけて永久歯を整えてあげる土台作りの治療になります。
【小児矯正の開始時期】
〈6歳までの未就学児の時期〉
この時期はまだ乳歯から永久歯に少しずつ生え変わる段階で数本しか永久歯が生えていないことも少なくありません。
ただ、あごの位置が大きくずれてしまっている場合や受け口の時にはまだ乳歯が多い時期ですが、『マウスピース』使用して正しい位置にくるようにしていきます。
この時期はまだ幼く、矯正が大きなストレスや負担になる場合には協力が得られないことも多いので、もう少し時間が経ってから矯正治療をスタートすることもあります。
〈第1期矯正〉
6歳から小学校高学年程度
乳歯から永久歯に生え変わる時期で正しい位置に永久歯が生えてくるように促す治療がメインになります。
骨格矯正で出っ歯や受け口などのあごの骨の矯正をしなければならない場合にも成長途中であごの骨が柔らかい時期なので、効果的の矯正治療を行うことができます。
第1期矯正が終わると1度治療を休止することもあります。
またこの段階で正しい位置に歯並びが整えることができると第1期矯正で終わることができる場合もあります。
〈第2期矯正〉
小学校高学年~
永久歯がすべて生え揃った段階で治療を開始するので、大人と同じ方法で治療をしていきます。
ただ、第1期矯正もしている場合にはそれほど歯並びを動かす必要がない場合が多く、治療期間を短縮することができる場合が多いです。
また子どものあごは成長途中なので、その成長の力を利用して矯正していくので、大人の矯正に比べて負担が少なく、期間も短くすることができます。
子どもの矯正はあごの状態や歯並びによって治療タイミングが変わってきます。
早い時期に矯正を行うと費用を抑えることができることも多く、負担も少なくなります
また、最近では従来の『ブラケット装置』以外にもインプラントを利用した矯正やマウスピース矯正など選択肢が増えてきています。
お口の状態でおすすめの矯正方法が異なることがあるので、気になる場合には矯正歯科で相談してみましょう。