ドクターコラム

どうやって歯槽膿漏を防げばいい?

2018年12月20日

歯槽膿漏は身近な病気で、いつの間にか進行してしまうので、できるだけ予防していきたいですよね。

歯槽膿漏の大きな原因はプラークなので、プラークコントロールをしっかり行うことが大切です。

そこで今回は歯槽膿漏の予防について詳しくご説明します。

 

【歯槽膿漏の予防】

歯槽膿漏の予防には歯周ポケットのケアが大切です。
歯槽膿漏が進行すると、この歯周ポケットが深くなり、その部分に細菌のかたまりのプラークがついたままになることで更に進行してしまいます。

そのため歯周ポケットが深くならないように、しっかりと歯ぐきの境目のプラークを除去しましょう。

〈歯周ポケットのケア〉
歯周ポケットの中も効果的に汚れを除去するには、毛先が入り込みやすい細い歯ブラシがおすすめです。

また磨き方は歯ブラシを歯ぐきの境目に45°に当てて1~2本ずつ細かく磨きます。
そして、あちこち磨くと磨き残しが出てしまうことがあるので、順番を決めて一か所20回ずつを目安に磨きましょう。

 

【ケアのポイント】

1 歯と歯の間

歯と歯の間も汚れが残りやすい部分です。
その歯と歯の間の歯ぐきの部分にプラークがたまって炎症をおこしてしまうので『デンタルフロス』や『歯間ブラシ』を使用しましょう。

歯間ブラシは無理に通すと歯ぐきを傷めてしまうこともあるので、歯と歯の間に十分な間隔があるか確認してから使用しましょう。

2 被せもの周辺

1度治療して被せものをした歯は段差があり、天然歯よりプラークがつきやすくなります。
そのため、歯槽膿漏の予防のためにも、被せ物を長持ちさせるためにも、被せ物周辺は特に細かく磨ことが大切です。

3 歯槽膿漏になりやすい奥歯

奥歯は前歯に比べて歯ブラシが届きにくくプラークがつきやすくなってしまいます。
歯周ポケットも前歯に比べて奥歯の方が深くなる傾向にあり、奥歯の方が歯槽膿漏のリスクが高いのです。

そのため、歯ブラシやデンタルフロスなどの補助清掃用具を使用して念入りに磨くことをおすすめしています。

 

【定期的なプロケア】

歯槽膿漏の予防には毎日のケアでプラークコントロールをすることがとても大切ですが、お口のケアは苦手な所も出てきやすく、ご自身で100%汚れを除去することは難しいといわれています。

そこで歯科医院で定期的なプロケアを受けることが歯槽膿漏の予防に効果を発揮してくれます。

毎日のケアで取り切れない部分や苦手な所の磨き方を確認することで、お口の環境を整えて歯槽膿漏の予防をすることができます。

カレンダー

2024年3月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最新記事

アーカイブ

カテゴリー

  • 一般歯科
  • 小児歯科
  • 入れ歯治療
  • 歯周病治療
  • 矯正歯科
  • 審美歯科・ホワイトニング
  • 予防歯科
  • お問い合わせ
  • 採用情報
  • ドクターコラム
  • 丹野歯科医院入れ歯サイト
お問い合わせ
TEL.03-3821-6435/診療時間 9:00-12:30 / 14:00-17:30 土・日・祝日休診

アクセス

丹野歯科医院

【住所】
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-23-9
【最寄り駅】
JR山手線西日暮里駅・東京メトロ千代田線
西日暮里駅から徒歩3分(荒川区)