ドクターコラム

日本と国外の予防歯科への認識の差

2018年10月26日

永久歯は1度失ってしまうと元には戻りません。

食事をする時や会話をする時に歯を大きな役割をしています。

そんな大切な歯のメインテナンスには日本と海外で考え方に差があります。

そこで今回は予防歯科への認識の差についてご紹介します。

 

 

【予防歯科とは?】

予防歯科は『痛くなってから来院する』という考え方ではなく、『痛くならない様に来院する』という考え方です。

予防歯科を取り入れることでお口の中を整え、何か不具合があってもすぐに対処することが出来るので、歯の寿命が長くなります。

 

 

【日本と国外の予防歯科の違い】

欧米では定期検診を受けてメインテナンスをするという考え方が定着しており、70歳になっても多くの歯が残っています。

特にスウェ―デンでは70歳になっても20本の歯が残っており、予防に力を入れているアメリカでも17本程度の歯が残っているといわれています。

それに比べて日本は70歳になると8本程度しか歯が残っておらず多くの方が入れ歯に頼って食事をしています。

この違いは定期的にメインテナンスを受ける習慣がついているかどうかが大きなかぎを握っています。

多くの歯が残っているスウェ―デンでは定期メインテナンスを受けている方の割合が90%程度でアメリカでは80%程度といわれています。

それに比べて日本は5%程度とかなり低くなっています。

このことから定期メインテナンスをしっかり受診しているのと、していないのでは70歳になった時に残存歯数に大きな差が出ることが分かっています。

 

 

【治療型から予防型へ】

歯科医院を来院する理由が『痛いから治すため』にではなく、『痛みがでない様にお口を整える』予防型の治療が注目されています。

欧米ではこの治療型から予防型へシフトしたことで大きな成果をあげています。

日本でも定期メインテナンスを定着させようとする取り組みが行われています。

患者さんのお口の状態にもよりますが、3か月~6か月程度の1度歯科医院を受診することでむし歯や歯周病になっていないか、さまざまなリスクがある汚れが取り残していないかを確認していきます。

毎日の歯磨きでは落としきれない汚れがむし歯な歯周病の原因になることが多く、日頃のケアでは足りない部分を定期検診のプロケアで補い、お口の環境を整えていくのです。

定期メインテナンスはお口の不具合があった場合にも早期発見できてメリットが多いので習慣にしてお口の健康を手に入れましょう。

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