2018年11月26日
従来の金属のブラケットをつける矯正治療以外にも最近では色々な矯正方法が出てきています。
そんな中で部分矯正はメリットも多く人気の矯正方法です。
ただ、メリット・デメリットもあり、適応することができる歯並びも限られています。
そこで今回は部分矯正についてご説明していきます。
【部分矯正とは?】
従来のブラケット装置はすべての歯を動かして矯正していきますが、部分矯正は気になる部分だけなので、歯を動かす部分が少なく矯正治療することが出来ます。
〈メリット〉
・費用が安い
「部分矯正」は治したい部分だけを治療する矯正なので、ブラケット装置の場合、装置をつける部分が少なく、費用を抑えることが出来ます。
「マウスピース矯正」の場合には動かす部分が少ないとマウスピースの数を減らすことができるので、費用が安くなります。
歯科医院ごとに費用は異なりますが、全体矯正に比べて半分程度の費用で矯正できる所が多くなります。
・治療期間が短い
全体矯正に比べて「部分矯正」は矯正する部分が少ないので、期間も短期間で治療することができます。
歯並びにもよりますが、半年~1年程度で歯並びを整えることができます。
・不快感や痛みが少ない
矯正は歯を動かす時に不快感や痛みがでることがあります。
しかし、部分矯正は歯を動かす部分が少ないので不快感や痛みが少なく矯正することができます。
〈デメリット〉
・奥歯のかみ合わせは改善できない
部分矯正は一部分だけを矯正する方法なので、奥歯のかみ合わせは改善することができません。
奥歯のかみ合わせも含めて矯正をしたい場合には全体矯正を行う必要があります。
・適応することができる歯並びが限られている
部分矯正は大きく歯並びが乱れている場合には適応することができません。
軽度の乱れで前歯の一部分などを治したい場合には有効ですが、無理に乱れた歯並びで部分矯正を行うと歯並びがいつまでも整わないことがあるので注意が必要です。
部分矯正は費用を抑えることができて、期間も短縮することができるので、人気の矯正方法です。
ただ、歯並びが大きく乱れている場合には適応にならないので、部分矯正ができるかできないか確認したい場合には1度歯科医院で相談しましょう。
部分矯正が適応になると、短期間で矯正することができるので、結婚式や就職などこの日までに歯並びを治したいという方にもおすすめの矯正方法です。