2018年10月14日
【セカンドオピニオンとは】
セカンドオピニオンとは主治医の治療方針だけではなく、他の歯科医師の意見も聞くことをいいます。
最近では色々な治療の選択肢が増えてきたので、ご自身の治療の幅を広げるため、また納得して治療をするためには大切な手段といえます。
歯科の保険治療は細かく治療に制限があるので、どの歯科医院で治療を受けても大きく変わらない様に決められています。
しかし、保険外の治療は新しい治療や様々な材料の中から選択することができます。
そのため、保険の適用にならない保険外の治療は費用も高くなりやすいことからセカンドオピニオンのニーズが増えています。
【セカンドオピニオンがおすすめの場合】
〈矯正〉
矯正は適切な治療計画と技術が必要な治療です。
また、お口の状態によって治療計画が変わりますし、歯科医院によって受けられる治療が違うこともあります。
新しい治療では『インプラント矯正』や負担が少ない『セルフライゲーションブラケット』『マウスピース矯正』など色々な治療方法も出てきています。
それぞれにメリット・デメリットがあり、患者さんのお口の状態によっておすすめの矯正方法も変わってくるので、セカンドオピニオンでその治療が自分に合っているのか確認すると安心です。
また歯科治療は進化しているので専門の歯科医の意見を聞いてみると良いでしょう。
〈インプラント〉
インプラントは一定期間治療に期間がかかり、定期的なメインテナンスをする必要もあるので、長い期間通院が必要になる治療です。
そして、インプラントは国内で普及しているものでもいくつか種類があるので、広く普及しているインプラントを選択すると転居などでかかりつけの歯科医院に通うことがむずかしくなっても安心です。
またほとんどが保険外の治療なので、費用も高くなることがあります。
そのため、通院に負担がないか、費用は適切か、一般的に広く普及しているインプラントかなど確認しておきましょう。
セカンドオピニオンをするとインプラントの専門家の意見が聞けるので、判断しやすくなります。
〈抜歯をすすめられた場合〉
歯は1度抜いてしまうと元に戻すことができません。
治療が難しく、歯を残した方が、予後が悪いと診断された場合には抜歯をする必要がありますが、他に治療法がないかセカンドオピニオンをすることで納得して治療にすすめることもあります。
セカンドオピニオンは新しい治療が選択できる場合や、納得して治療を受けることができるメリットがあります。
治療に迷った時には是非セカンドオピニオンをしてみてくださいね。